こんにちは、2024年度はじまりました。社会人になってから年度の切り替えをあまり感じなくなっていましたが子供が保育園に行き始めてからクラス進級、担任の先生が変わる、お友達が変わる・・・などで節目として年度を感じるようになりました。
さて今年、2024年から新NISAがはじまりました。このブログでも何度か取り上げていますが、王道のオルカン(全世界株式)とS&P500だとFIREまで時間がかかるためもっといい投資信託がないか?という観点で最近出たハイテク系投資信託
- 大和-一歩先いく US テック・トップ20インデックス
- 三井住友TAM-米国大型テクノロジー株式ファンド(愛称:マグニフィセント・セブン)
今年の3月にSBI証券で取り扱いスタートした上記2銘柄と
- 野村-野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
野村のアクティブ半導体ファンド(以下、野村世界半導体)こちらについて解説していきたいと思います。
まず、USテックトップ20とマグニフィセントセブンに関してですが、一言でいうとFANG+の上位互換だと思います。
FANG+より信託報酬手数料が安くなっている点が最大の特徴かと思います。感覚的に0.5%以下には抑えてほしいので今後同様のハイテク系の投資信託が出てくれないか期待したいところです。(ニッセイFANG+とか出ないかな・・・)
銘柄分散と構成比率を整理したものです。FANG+構成銘柄10社を基準にUSテックトップ20とマグニフィセントセブンでそれぞれどの程度含まれているか整理しました。人によってはNetflixとsnowflakeは構成銘柄から外してほしい人も多いと思いますので、その観点では構成銘柄に入っていないか、構成比率が少なくなっているのがGoodポイントかと思います。あとNvidiaの比率が高いのもいい点ですね。
リバランスも半期ごとにされるので積立して放置しておく投資信託として最適化と思います。
野村世界半導体については2009年から取り扱いスタートしているので新しい投資信託ではないのですが最近の半導体好調相場を受けてランキングにランクインしてくる機会が増えてきています。
(引用 : SBI証券)
構成銘柄を見てみると
- Nvidia 28.10%
- Broadcom 12.70%
- TSMC 7.8%
- Intel 5.9%
- Qualcomm 5.7%
となっていて半導体好きの自分から見るとイイ感じの構成比率になっています。特にNvidiaに関しては他のハイテク系の投資信託などでは多くて10%-15%程度の構成比率である点を考慮するとしっかりNvidia比率を高めている点も好印象です。
(引用 : SBI証券)
ただし、信託報酬手数料が圧倒的に高くなんと、 1.65% です。オルカンやS&P500が0.0台%以下であることを考えると100倍以上の手数料になっています
(引用 : SBI証券)
では手数料が高いので検討すべきではないかというとそうでもないかなというのが今日のお話です。
要は目指す投信プランによっては手数料を多く払ってもいいから早期に目標額に達成できれば、手数料の大小は関係ないはず・・・ということでパフォーマンスと手数料をまとめたのが下記の表になります。
王道のオルカン、S&P500とハイテク系投資信託・・・Nasdaq100、FANG+、SOX、USテックトップ20、マグニフィセントセブン、野村世界半導体の8つ投資信託を比較しました。想定リターンに関しては下記グラフのとおり過去1年の暴騰率をもとに想定リターンとしています。
過去1年に関してはハイテク系、特に半導体相場が良かったためオルカン、S&P500よりもハイテク寄り、半導体寄りの比率が高い投資信託がパフォーマンス良かったことがわかるかと思います。半導体銘柄は(特にNvidia)はここ最近好調だったのは我々もニュース・メディアなどでよく目にしたと思います。
さて、これら8つの投資信託を毎月3万円ずつ積立投資して1億円達成するまでの年数をまとめてのが下記表になります。
オルカン、S&P500が20年前後かかるのに対してハイテク系、特に野村世界半導体やUSテックトップ20は9年で達成できるというシミュレーションになりました。また野村世界半導体に関しては信託報酬手数料がアクティブファンドのため高いという点は注目して頂きたいです。なんと手数料だけで9年間累計で600万円!もかかる計算になります。投資元金の324万円よりも手数料が多くなるのです。(最も手数料が高くなる最終年=9年目はなんと手数料だけで300万円!)
なぜ投資信託で手数料が大事なのか分かる結果となったかと思います。ただしその分トータルリターンや1億円(FIRE)達成までの年月は短縮できているので目標達成までの特急料金と思えるのなら検討してみても良いかもしれないですね。
野村世界半導体以外のハイテク投資信託でもオルカン・S&P500より1億円達成が短縮でき、かつ手数料も野村世界半導体ほど高くはないため、ご自身がとれるリスク許容度、リターン・リスクの目標、期待している業界などがマッチすればオルカン・S&P500ではない選択肢として検討してみてもいいかもですね。特に毎月3万円という投資初心者、これからはじめてみようと思っている人でも設定可能な金額である点もポイントかと思います。(毎月5万、7万、10万・・・と入金力があるなら尚更よさそう)
もちろん今後のマーケットが、過去1年と同様の動きをするかは不明で、何年間に一度は暴落する期間もあると思いますので結論的には自分が納得感があって、いかなる時もホールドできるようなシミュレーションだったり説明・理論・根拠が持てればいいと思いますので検討材料のひとつにしてみてください。
動画もUPしています。
この記事の話を動画でも説明してますので見てみてください。
毎月3万円ずつ積立投資で最短FIREできる投資信託はどれか?比較した動画です。
最近出たハイテク系投資信託(USテックトップ20(2244)とマグニフィセントセブン)を比較している動画です。
小ネタ
最近、健康のため?にトリプルゼロシリーズ飲んでます。美味しくてビビってます。カロリーゼロ・糖類ゼロ・脂質ゼロでこんなに美味しくって何が入ってんだ?って感じです^^
ちなみに、Cycle.meとゼロサイダーファイバーは違いが分かりませんでした。
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