昔、自分が社会人になった時に知っておきたかったこと(企業型DCと投資、NISA)

投資

4月になって新社会人らしき方を見かけるようになりました。もう10年以上も前ですが自分が社会人になったときのことを定期的に思い出すシーズンでもあります。ただ未だに勿体ないというかあのとき知っておきたかったなぁというのがあるので書いてみます。

結論 ⇨ インデックス投資をはじめろ

結論はコレだけなのですが、新社会人なりたての自分に言いたいのはコレだけです。社会人になりたて当初は典型的な投資はコワイ思考だったため、自分の会社が提供していた企業型DC(自分の会社は退職金制度がこれだった)で元本確保型(たしか、あおぞらDC)を選んでしまっていました。

元本確保型というと安全な印象がありますが、実質的には老後まで資金拘束され、かつ企業型DCのメリットの一つでもある運用益が非課税がまったく活かせないダメダメな選択だったと今でも思っています。

では、なぜ当時はそんな選択をしてしまったのかを思い返すと周りに投資をしたことがある人がいなかった。この一点な気がします。投資の勉強とか、企業型DCの制度の理解とか、自分の収入とか・・・も理由かと思いますが根本的には投資が非日常の日常にいたため投資に関することは自分は切り離して考えてしまっていた。そんな気がします。

その後、社会人になって3年くらい経過したあとに投資(スマホゲーの売上ランキングをみてガンホーやスクエニ、マーベラス、コロプラ、ミクシィを信用取引で売買する)はじめ、資産が300万円⇨470万円⇨20万円になるという経験もし。旧NISAがはじまってからはインデックスファンドの積立投資、新NISAがはじまってからはハイテク系の投資信託やレバレッジETF(SOXL)にも幅を広げてきました。

この入社直後と入社3年後を比べると人間関係が大きく変わっていて投資をしている(株式投資以外に不動産投資をしている人もいた)ことが自分の価値観を大きく変えた気がします。特にメディアなどでみる遠くの有名人・金持ちが投資をしているのではなく、自分と同期・同年代の給与水準も大きく変わらない人が投資をしている・・・この事実が急速に投資を身近なものにしてくれたと思います。

事実、世の中のお金持ちか、ある程度の給与水準がある人(一定程度の会社や経済的なコミュニティといいかえてもいいかも)になると95%くらいは投資をしていると思います(個人の観測範囲では)

こういった投資が身近な人たちはその人の親か、まわりの友達など親しいコミュニティ内で自然と情報が入ってきた、もしくは教育をしてもらってきたのだと思います。そう考えると学力以外の経済的な格差も環境次第なんだなと改めて思いました。

企業型DCって儲かるの?(自分の運用成績)

話は自分の企業型DCに戻りますが、そんなこんなで元本確保型から元本変動型の投資信託に運用先を変更したのがちょうど10年前の2013,2014年くらいだったので企業型DCを10年やった結果として運用成績のグラフを貼っておきます。(SBI Benefit Systemsは過去6年しかデータがない)

勤続15年で資産480万円損益プラス190万円です。

大半は

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500インデックス・ファンド)

に積立をしており、その後今年2024年になってから運用益を狙いにいく方針に変え、

  • EXE-i 全世界中小型株式ファンド(EXE-i 全世界中小型株式ファンド)

に全額切り替えして積立継続中です。

ちなみに拠出額は一番多いときで月55,000円、少ないときは2,000円~3,000円くらいでした。

(自分の基準給与で事業側拠出額が変動、マッチング拠出した分・・・などで変動しています)

旧NISAの時は月額3.3万円(旧NISAのつみたては年間40万円上限 / 12ヶ月 = 3.3万円)だったため、マッチング拠出で企業型DCの積立額を増やしていましたが、今年からは新NISAで枠が360万円(つみたて/成長)に増えたのと子供がいて育児・教育関連でお金がかかるため拠出額は1万円前後にしていく予定です。

元本変動型の批判

自分の同期にもいるですが投資は元本減るから嫌だ、株価が今後上がるか分からない、今は株高だから下がったらはじめる・・・のような理由で投資をやらない人がいます。自分はこれ系のことを言われたら「投資は株価が右肩あがりになると思う人がやる」そうじゃないならやらない選択は良いと思う・・・といった感じのことを言っています。自分は株価(経済)発展に期待をする(=長期的にはあがっていく)と思うという点は投資をしている人なら合意している価値観だと思っています。

これって会社勤めをしていたり自分で事業をしている人に置き換えたらイメージしやすいと思うんですが、自分の会社や自分の給与、事業って将来は上がっていく・・・と普通は考えますよね。ずっと横ばいで良かったり将来は下がっていく・・ということを合意して労働する人はいないと思っています。

でも株式市場の話をすると右型あがりになる将来を想像しない(=否定する)のって市場経済から切り離された環境にでもいないと矛盾するんじゃないかなーと思ったりでした。

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