グローバルXのETF 178Aと2244ってどうだ?

投資
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新NISAの成長枠ではオルカンやS&P500などの投資信託とは別にETFを購入することができます。最近このETFで人気のグローバルX社が出している178Aと2244について調べてみました。

それぞれ銘柄名は

  • 178A : グローバルX革新的優良企業ETF (15銘柄で構成)
  • 2244 :  US テック・トップ20 ETF (20銘柄で構成)

となっていて、2244が今年の3月、178Aが今年の4月(先週)上場しました。178Aは2244と違って名前にテクノロジー的なワードが入っておらず、構成銘柄もハイテク・半導体以外が含まれています。また米国以外の企業も構成可能な点も違うといえます。下記は178Aのセクター別、国別の内訳です。

サブテーマというのが4つ設定されていて

  • 人工知能 & ビッグデータ
  • 半導体
  • ヘルスケア& バイオテクノロジー
  • 次世代モビリティ、バッテリー & 再生可能エネルギー

となっています。例えば下記2社はヘルスケアのセクターから選定されています。

  • Eli Lilly and Company
  • Amgen

純粋なハイテク・半導体だけに限っていないため革新的優良企業になるのだと思います。ちなみに187Aに連動する指数MIRAEのMirae Asset Global Innovative Bluechip Top 10+ Indexです。こちらの指数名に含まれるBluechipという部分が優良企業という意味になります。

MIRAEのサイトにのっていたパフォーマンスを引用して過去5年のリターンを調べました。

過去5年の暴騰率でいうと276%でした。その際の同期間構成15銘柄の暴騰率もセットで載せておきます。やはり圧倒的にNVDA(エヌビディア)が強い結果となっています。暴騰率ワーストはAMGN(Amgen)でした。それでも49%の上昇率となっています。

(引用 : TradingView)

178A、2244と一緒に比較しそうな投資信託版の2244のUSテックトップ20とFANG+、NASDAQ100を並べた表になります。やはりNASDAQ100は王道指数なだけあって手数料もこの中では最も安価です。

他に特徴的なのは178Aは均等加重方式となっています。他に均等加重なのはこの中だとFANG+のみです。

この5つの構成銘柄とウェイトも比較したのでのせておきます。共通しているのはNVDAが上位にくる点です。TSMLとASMLも主要な半導体企業ですが178A以外は米国のみ(中心)となっているためか、選定外か割合が極小となっていました。

過去暴騰率から期待リターンも併記した表ものせておきます。2244の指数は設定日の関係で過去1年しか遡れなかったので、5年と1年の2パターンを載せています。これをみると178Aは圧倒的に良いというほどではないですが、FANG+や2244(USテックトップ20)と一緒に検討してみてもいいかもしれません。

特に178Aと2244で異なる点がハイテク&半導体に集中しているかどうか?だと思います。

こちらは2つの構成名がらと割合を比較した表になります。

赤字は両方に含まれる銘柄になります。見て分かる通り2244にはINTELやAMD、QUALCOMM、TEXAS INSTRUMENTSなどの半導体主要企業が含まれていません。昨今のAIブーム・・・半導体好調相場において178Aは恩恵を受けづらかったかもしれません。

代わりに4つのサブテーマ

  • 人工知能 & ビッグデータ
  • 半導体
  • ヘルスケア& バイオテクノロジー
  • 次世代モビリティ、バッテリー & 再生可能エネルギー

セクターも含んでいるのは分散投資という観点ではプラスともいえます。

動画版もあります

この記事の内容はYoutube動画にもしてますので見てみてください。

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